日曜日、J3・SC相模原の川口能活選手の引退が発表されました。
川口選手はGKとして長らく日本代表でも活躍されてまさに『日本の守護神』として日本代表の第一線として活躍されました。
そんな川口選手と今年のインターハイ男子サッカー決勝で実況、解説として一緒に仕事をする機会がありました。
普段試合での川口選手はすごい熱のある選手だなとかんじていたのですが、バラエティー番組やトーク番組でみる川口選手はすごくおとなしいというか、おっとりしている印象がありました。
放送前、実況者と解説者は軽く打ち合わせで話したりすますが、その一言一言にすごく熱いものがあふれていたのです。内に秘めている熱いものが言葉として感じました。
試合中でも的確な解説で非常に面白かったですし、山梨学院が後半終了間際に同点ゴールを決めたときでも解説席から思わず声をあげて唸っていたのも、今も耳に残っています。
そんな川口選手が引退するという情報が流れて、「またサッカーの時代が一つ終わった」と感じました。
これからまた解説される機会が多いと思いますが、その前に実況、解説としてご一緒させていただいたことはとても嬉しく感じます。
ところで・・・
川口選手といえば引退を発表した前日の土曜日、私も出演させていただきました『マツコ会議』の一場面で川口選手が解説者として来ていただきたインターハイ男子サッカー決勝の紹介部分が流れました。
オープニングで川口さんを紹介する場面だったんですが、その紹介が「あまりに長い」という紹介が・・・その場面を見てマツコさんが「印象に残るワード」がないとまさに的を射たアドバイスをされたのです。
あれだけしゃべって「ない」と言われるとショックですが、でもそりゃそうだよなと思いました。
まあ私も川口選手と一緒に仕事ができるとあってどのような紹介をしようかと考えていました・・・結果的にその意気込みが完全に空回りしてしまいました・・・。改めて川口さんの表情を見ていると「なげぇなぁ」と思いながら聞いていましたね・・・。
でも本当に川口さんお疲れさまでした。またどこかでご一緒できることを期待しています。
そしてここでもう一度川口さんの紹介をしたいと思います。
「さて、放送席今日の解説は、清水商業(現・清水桜が丘高校)では3年生でインターハイに出場。冬の全国選手権では2回の出場で3年生ではキャプテンとして見事優勝に輝きました。その後、Jリーグ横浜Fマリノスに入団してからは2年目にレギュラーを獲得して1995年にリーグ優勝。
日本代表としては1996年アトランタ・オリンピックの「マイアミの軌跡」やフランス・日韓・ドイツ・南アフリカとワールドカップ4大会に出場。
14年からはJ2岐阜、16年からはJ3SC相模原に所属してJリーグの全カテゴリーのGKも経験され、この度11月4日に今シーズン限りの現役引退を発表されました川口能活さんです」
はい、日本一長い解説者の紹介をするアナウンサーでした。