昨日まで3日間、男子テニス国別対抗戦・デビスカップが大阪の靱テニスセンターで行われました。
初日は雨もあり第二試合の開始時間が遅れたりしもしたが無事に日程通りで進行しました。
日本vs.ボスニア・ヘルツェゴビナ、結果は日本の4勝0敗で完勝。来季のWG残留を決めました。
さて昨日の3日目。勝負はすでに前日までに決まり今日は本来は2試合の予定でしたが1試合に。日本の20歳、綿貫陽介選手がボスニアのボヤノビッチ選手をストレートでくだし終了。
この試合の途中『この試合の後エキシビションが行われる予定』と内々に速報が入ります。
終了後場内に『この後ミックスダブルスのエキシビションが行われる』と案内が…
ん…??
ミックスダブルス???
男女混合??いやいやここはデビスカップの会場。選手は男子しかいないはず…
そんな思考が働いきながらしばらくして選手が登場。
登場したのが試合で着ていた日本の赤のユニフォームとボスニアの黄色のユニフォーム。
ただそれを着ている選手がどうもおかしい…
なんと日本のユニフォームに袖を通していたのはボスニアのブルノビッチ選手とファティッチ選手、一方ボスニアのユニフォームを着ていたのは先程まで試合していた綿貫選手とそしてジュニアで今回日本のスタッフとして帯同していた田島選手。
しかもその選手がそれぞれ1人ずつ別れて田島・ファティッチvs.綿貫・ブルキッチの組み合わせで試合が行われました。
試合はワンプレー毎に大爆笑。大阪人を笑わせるわけですから相当やり手ですよ(笑)
バレーのようにレシーブしてスパイクしたり、サッカーのように足を使ってテニスボールを操ったり、ラリー中にコートを入れ替わったり、3対1になったり…
彼ら(特にブルキッチ、ファティッチ選手)のエンターテインメントに対する意識というものの素晴らしさを感じました。
この3日目というのはどちらも1勝以上していると勝敗が持ち込まれますが、今回は日本が前日までで3勝をあげたので、いわば「消化試合」。しかしチケットを販売しているので必ず試合は最低1試合は行われます。
残念ながら今回ボスニアは本番では結果が出ませんでしたが、各選手のエンターテインメントに対するプロ意識というものを私は感じました。
この3日間、国際大会の素晴らしさを存分に感じた経験となりました!