テニスの国別対抗戦、デビスカップ。日本はプレーオフに回りボスニア・ヘルツェゴビナと対戦しました。
初日はシングルス2試合が行われ、ダニエル太郎vs.トミスラフ・ブルキッチはセットカウント3-0でダニエル太郎が勝利。2試合めの西岡良仁vs.ミロシュ・バシッチもセットカウウント3-0で西岡が勝利して日本が2勝をあげ早くもリーチ。
そして迎えた2日目、ダブルスの1試合が行われました。日本はATPダブルスランキング21位のマクラクラン勉とそのマクラクランと2月のデビスカップ1回戦・イタリア戦でも組んだ内山靖崇のコンビと ボスニア・ヘルツェゴビナは当初、バシッチ、ブルキッチの予定でしたが、メンバー変更となってバシッチに替わってナルマン・ファティッチが起用された。
第1セットから動きの硬いファティッチを狙ってポイントを重ね第5ゲームで相手のサービスをブレイク。そのままの勢いで6-2で取りました。
第2セット。少しずつ動きが良くなってきたボスニアコンビに対して落ち着いた攻めを見せる日本ペア。ここでも先にブレイクに成功してセットカウント2-0としました。
第3セット。ボスニアのファティッチもようやく戦いに慣れ良い動きを見せたものの、ここでも再起にブレイクに成功したのは日本でした。結局第3セットも6-4で取った日本がセットカウント3-0でボスニア・ヘルツェゴビナをくだしてシングルスと合わせて3連勝を飾り、来季のワールドグループ残留を決めました。
ランキング的にも格上だった日本ペア。一度0-40まで行くシーンもありましたが、そこでも落ち着いて1ポイントずつ返してそのゲームをキープしたように終始日本ペアが落ち着いた試合運び、まさに『格の違い』を見せつけた試合運びになりました。
今日の日本ペアの勝因は何と言ってもサーブだったと思います。マクラクラン選手は200㎞/hを越える速いサーブを相手コートに突き刺していき、一方、内山選手はマクラクラン選手よりはスピードはないもののワイド、センター、ボディへときっちり打ち分けて相手に的を絞らせませんでした。このサーブとそして日本のコンビネーションで相手を上回り、終始主導権を握る形になりました。
これで3連勝となった日本はワールドグループ残留が決まりました。
来シーズン、デビスカップはレギュレーションが変更となり、2月に24か国で行われるデビスカップファイナル予選が行われます。そして勝った国が11月に行われるデビスカップファイナルに進出しチャンピオンを決める大会となります。(レギュレーションの変更はまた書きます。)
残留を決めたことによって来季はファイナル予選から出場します。2月ホームアンドアウェイ方式で行われますので日本でまたレベルの高い大会を観ることができます。(開催地、対戦相手は未定)
もしこれをご覧のみなさまで近くで開催されたときには是非会場に足を運んでください。いつもとは少し変わった感じで観戦もできますよ。
そして忘れてはいけないのが、勝負は決まりましたが明日も試合が行われます。
本来は5試合行われる予定ですが、勝負が決まったので5試合目は両国の希望があれば開催するということになりますが行われない可能性が高いです。
ただ4試合目は必ず開催されます!!!!!!!
日本は20歳の今回代表初選出、綿貫陽介選手の出場が濃厚です。今、日本のテニス界は底上げがうまくいっており、今回も錦織選手抜きでの勝利となりました。
20歳でこの舞台を経験する綿貫選手にどうかみなさま大きな声援を送ってください!!
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