バスケットボールのB.LEAGUEは3月20日~4月1日に開催される予定だった試合を中止することを発表しました。3月14日と15日に第28節として行われましたがわずか1節だけで再び試合が止まることとなりました。
まずこの中断は残念ですが、再開する中で選手やスタッフなど現場の不安の声が想像以上に大きかったことなどを考えると現状では妥当な判断かなと思います。実際、発熱で土曜と日曜で1試合ずつ試合が中止、滋賀は外国籍選手が本人と家族の不安から出場をキャンセルするという事態に発展。このまま続けても試合数の違いやチームの不均衡が出ることが今後も予想されます。
1節だけで中止にしたことに対して批判があるかもしれません。選手やスタッフに感染者が出ればその批判もごもっともだと思いますしそれはリーグとしても受け入れないといけないと思います。
しかし現状感染者は出ていません。それぐらいリーグが指針を作って慎重に慎重を重ねて再開に踏み切ったはずです。さらに日本の現行の感染状況をみると感染源は一部不明な方もいますが、ある程度繋がっている人がほとんどで、さらに今後感染の可能性がある状況もあるていど把握できている観点からみると、再開しても問題はないはずです。
2月の終わりから3月の初めはまだこのウイルスの性質がはっきりしていなかったのでJリーグ、Bリーグの試合延期、プロ野球の開幕延期も仕方なかったと思いますが、現在は不安はまだ残るもののある程度は把握できるようになってきました。
100%安全じゃないと試合ができませんとなるとできませんが、いまの時代そんなことはありえません。普通に試合していてもケガもあるし他の選手の体調不良がうつるリスクはいつでもあるものです。
今回のウイルスは性質が違うねん!と言われればそれまでですが、ただ「ゼロリスク」はいつもないというのは強く訴えたいと思います。
ただリーグを再開すると発表した直後に海外で一気に感染が拡大して、とくにバスケ関連で言えばNBAの選手が感染したというショッキングな出来事が発生しました。
報道などによると滋賀レイクスターズの3人の欠場はこれがかなり影響しているという話です。確かに自分が戦っていた舞台、しかも世界最高峰のリーグでそういうことが起こったとなれば不安になるのもうなずけますし、あと文化の違いもあるでしょう。そこは我々がどうこういう問題ではありません。それだけ危機管理意識が強いとも言えます。これに対しては私はしょうがないと思います。
ただバスケットLIVEなどで無料放送としたこの28節の2試合、視聴者数は普段の3倍の数を記録したという報道もありました。
この結果から見てもやった価値は私はあったとさらに気持ちを強くもちました。
今スポーツとして公式に試合をしてるのが大相撲です。なんだかんだ場所前、場所中に言われていますがここまで10日間、無事に開催されています。
おそらく視聴者数も相当多いと思います。もし感染者を出さずに15日間開催されたとなるとこれはもう大拍手です。それだけ日本中スポーツに飢えています。これは紛れもない事実です。
普段であれば3月の初めから大相撲が始まり、終わるころに選抜高校野球が始まり、そしてプロ野球の開幕、Jリーグも序盤戦を戦ってBリーグはリーグ終盤戦とスポーツが花盛りになるところが、相撲が終わってしまうともうプロスポーツがないんです・・・。寂しい限り!悔しいです!
ただ今は我慢するしかない・・・すぐにみんな笑顔で何も気にせずにスポーツ観戦する日が来ることを・・・